画像のベクター化のやり方②

前回、読み込んだpng画像の下に黒、または濃い色で塗りつぶしたレイヤーを作ってました。

「これは画像のトレースを行った際に輪郭部分が綺麗にできてるか確認するため」と書きましたが、実は前回載せたスイセンの画像は、トレースオプションで諸々の項目を設定した後、トレースを実行すると、こうなりました。

ちょっとわかりづらいかもしれないので、拡大したものも載せておきます。

こんな感じになってます。絵の周りに白いゴミみたいなパスがいっぱいあって汚いです。

これ、プレビューの段階でも確認できたんですが、トレースオプションをいじっても消えないので、トレースした後、自力で消すことにします。

というわけで、今回はトレースした画像を編集するやり方を記していこうと思います。

とりあえずトレースした画像というのは、それだけだと、選択ツールで選択しても絵全体が選択されて、パスを選択することはできません。

個々のパスを触るには、画像を選択した状態で、「オブジェクト」→「ライブトレース」→「拡張」を実行してください。

するとパスに変換されます。ただこの時点では全部グループ化してるので「オブジェクト」→「グループ解除」で解除します。これで個々のパスを選択できるようになります。

そして結構気長な作業なんですが、ゴミパスを選択して一つひとつ削除していきます。

ひととおり削除したら、それで完了かというとそうではありません。「拡張」を実行した時点で気づくと思いますが、なんかパスとパスの間にものすごく微妙な隙間ができて画像全体が汚くなってるのです。

わかりますでしょうか?

これをきれいにするには、画像を全部選択して「オブジェクト」→「ライブペイント」→「作成」を実行します。(ライブペイントについて追記しました)

これできれいになりました。

ちなみにこのライブペイントの作業を実行すると、特にこのスイセンみたいにパスが複雑な場合、illustratorCS5は64bitに対応してないせいか、たまにメモリが足らなくてクラッシュします。なので結構ヒヤヒヤする…。

そもそも、そんな複雑な絵の場合は、仮にライブペイントに成功しても確実に容量が8M以上いくので、どのみちイラストACに投稿できません。

容量を軽くするには、最大カラー数を少なくしたり、「誤差の許容値」「最小エリア」「コーナー角度」の値を大きくして形状を単純化して調整しましょう。あとは「PDF互換ファイルを作成」のチェックを外すことですね。

あとは、前回書いたのと同様、下のレイヤーを削除して保存です。

…で、そもそもその画像回りに現れるゴミみたいなのなんとかならんの?と思いますよね。

つい最近なんですが、その解決策を発見しました。

このゴミみたいなのができる原因を考えたんですが、僕の推測では背景が透明のpng画像の場合、輪郭にアンチエイリアスがかかってるので、うっすらと半透明のドットがあるわけです。

トレースオプションの「ホワイトを無視」にチェックを入れると完全な白と完全な透明部分は両方とも透明になるわけですが、半透明の部分というのは白い背景と混ざった不透明の色として浮かび上がってしまうんじゃないかなと。

ということは半透明の部分をなくしてしまえばいいという事です。

書き出したpng画像をphotoshopなどで「インデックスカラー」に変換し、別名で保存しましょう。photoshopがなければGIMPでもできますよ!インデックスカラーは半透明の情報がないので輪郭部分のアンチエイリアスが消えてギザギザになりますが、トレースオプションで例の「誤差の許容値…」などの設定でドット感が消えるので大丈夫です。それに256色以内に減色されるので、ベクター変換の際に色が狂うことも減るかもしれません。

つまり投稿用のpng画像とは別にベクター変換用にインデックスカラーのpngを作るということです。

これでもうゴミは出ないはず!

なら最初からそう言えばいいじゃん!と思うかもしれませんが、個々のパスを触るやり方を説明するためにあえてこういう構成にしてみました。もし輪郭部分が綺麗にできたとしても個々のパスを編集したくなる場合もあると思うのです。一部の色だけどうしても思うような色に変換されないときとか、そのパスだけ選択して後で任意の色に変換することもできますし。

以上で「画像のベクター化のやり方」を終わります。

<2020/06/14 追記>

すいません、ここに書いてある「ライブトレースおよびライブペイント」ですが、この機能はillustratorCS2より実装された機能っぽく、それ以前の互換モードで保存した場合、その効果は失われるようです。

なので、有料のストックイラストなどで「illustrator10互換必須」などとなってる場合は、ライブトレースした画像も、拡張されてパスに変換された状態になるようです。

ここで書いてある、パスとパスの間にできる微妙な隙間についてですが、ネットで調べてもそれについて言及してる記事をみつけることができず、ひょっとしたら気にしなくてよいものなのかな?と思ってます…でも、画像書き出しても当然消えないしなあ。

このあたりの対策について知ってる方がいたらお教えいただけるとありがたいです…!

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